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公報閲覧室を見学し、利用方法についての説明受け、審査の具体的な進め方の説明を受け、審判廷(特許庁16階)を見学し、審判制度の説明を受けました。
一次審査(審査請求後の最初の審査)については審査官1人あたり大体1日1件、再着審査(拒絶理由通知後の審査)については1日1~2件を処理する、とのこと。
審査官は1人で2つの大きなディスプレイを使って、左画面は検索用、右画面は内容閲覧用としています。
私は普段、B5ノート1台で特許公報類の検索・内容閲覧をやっているので少し羨ましかった。
また、審査官用検索閲覧端末は、IPDLよりもより使いやすそうでした。
また、審判廷は、特許庁に1つ、向いのJTビル(審判部はこちらにある)に2つあり、普段はJTビルの審判廷が使用され、特許庁にある大きな審判廷は、関係者が多い場合などに使われる(1ヵ月に1~2度)、とのこと(なお、審判は原則、公開されているので、誰でも傍聴できます。傍聴希望の方は特許庁HPで期日が公開されているのでご確認ください)。
この審判廷関係では面白い話しを聞くことができた。
審判廷は白を基調としたデザインが施されていて、審判官合議体の席は、裁判所の裁判官合議体の席よりも格段に低く設置されていて、裁判官の服は黒であるが、審判官の服は紺色、とのこと(合議体の椅子の色は裁判官は黒、審判官は紫)。
この違いの理由は、審決は書面で渡されることになっており、審判廷は主として議論する場であるから、威圧感を与えないようにするため、とのこと。
特許庁見学はある程度の人数が集まればできるようなので、ご興味ある方は是非行ってみてください。やはり実際、自分の目で観て、耳で聴くことは非常に重要です。
コーディネータ・司会は、高林 龍 早稲田大学法学部・大学院法務研究科教授・早稲田大学《企業法制と法創造》総合研究所・知的財産法制研究センター長、
講演者は、三村量一 弁護士・元知的財産高等裁判所判事でした。
内容的には、著作権の侵害訴訟、特に三村元判事が係わられた事件を中心に、その背景なども含めて解説が行われました。
三村元判事の一期上が高林教授という関係で、お二人とも同時期に最高裁判所の知財専門の調査官を担当されていたとのことです(現在はこれまた有名な高部判事)。
三村元判事は今年の7月31日に知財高裁判事を退官されて、長島・大野・常松法律事務所におられます。
ブログ上では書けませんが、三村元判事の毒舌は絶好調で、非常に面白かったです。もともと判事時代からその毒舌は有名でしたが、今後、弁護士になられて更にパワーアップされるのではないでしょうか。
ところで、三村元判事の判決は有名で、法解釈についても独創的なものも多く、判例・裁判例を勉強しているときには楽しませていただいておりました。現在、あるいは将来の知財における問題点に対する新鮮な法解釈や、判決を今後していただけなくなることは残念です。
弁護士となられた今後は、その雄弁・毒舌を活かして、裁判所の外から、法解釈や判決に対して、新たな風を吹き込んだいただきたいと願っています。
龍神国際特許事務所主催の「知的財産権のグローバル活用セミナー」に参加させていただきました。
龍神 弁理士・NY州弁護士から「知財から利益を生み出す戦略的システム」について、
みずほ総研・藤掛調査役から「NW力を使った知財の活用」について、
Goldstein, Fauncett & Prebeg, LLP(米テキサス特許弁護士ファーム)から「成功報酬型ファームが語る米国での知財の活用」についての講演があり、その後、ネットワーキング交流会が開催されました。
米国の弁護士に依頼する場合はタイムチャージ制ではなく成功報酬型の弁護士の方が良い。稼ぐためにダラダラ働かれることなく本気で攻めるため、という点や、
実施料率について最新統計資料作成中とのことでまもなく経産省より発表される点、
ライセンス提案の際に、対象特許の弱みを調査するために、それに興味がない理由も合わせて尋ねる点、
米国での損害賠償請求においては、「逸失利益」よりも「合理的ロイヤルティ」のほうが一般的である点、
米国でもReexamination(再審査)とLitigation(訴訟)とのダブルトラック問題がある点、
パテントトロール対策にとっておきの方策はなく、とにかく他者の特許を侵害しないように注意することである点
など興味深き情報や見解を得ることができ、非常に有意義でありました。
龍神先生、ありがとうございました。
顔を洗っているとき、通勤通学時、歩いているとき、電車を待っているとき、電車に乗っているとき、トイレの中、仕事の会議の前の出席者がそろうまでの時間、会議室への移動時間、ランチタイム、休憩時間、お風呂の中、お風呂からあがって体を拭いている時間、・・・
ほんと、どんな隙間時間でも勉強することができます。
そんな超短時間に何ができるの?と思われるかもしれませんが、数秒あれば条文を一文暗唱することができます。
それぐらい危機感をもって貪欲に口述勉強に取り組んでください。
口述模試が始まっていますが、実際、受けてみると、焦ってくると思います。
その焦りをうまく活用して、できるだけ隙間時間を見つけて、口述勉強に取り組んでください。
そして、声に出せる場合は、きちんと声に出して、声に出せない場合は、口パクで、口パクだと危ない人に見えてしまう危険性がある場合は、頭の中で、条文等の一字一句をしっかりとリピートしてください。
これで受験勉強は最後だという思いでラストスパート、しっかりと走り切ってください。
今年は合格者数が増えるという声があちらこちらから聞こえていましたが、本当にそうなりました。
なんと944名。昨年の1.5倍以上です。
昨年の口述試験不合格者の方も含めると、1,000名以上の方が口述試験に向かうことになります。
口述試験の日程的には大幅に増加していないので、昨年よりも口述試験のレーンの数が増やされることになるでしょうね。
合格された方々、おめでとうございます。
以前にもご紹介した以下をあらためてご確認ください。
また、不合格になられた方々、こちらをご覧いただき、来年に向けてよい始動をしてください。
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口述試験向けの裏技講座が増えましたので、以前から案内していたものに追記してみました。
口述試験向けの勉強は早目に始めることが大切です。
ご自分でよいと思われたツールを使って早目に取り組み開始しましょう!
◆ 口述アドヴァンステキスト
◆ 聞いて覚える!口述インプット講座
◆ 口述試験合格必達講座 - 知識とテクニック -
◆ 重要事項総まくり!口述必勝マニュアル
◆ 口述試験対策を始めましょう
◆ 口述試験対策!趣旨・理由付けチェック
弁理士試験対策 口述要点整理集―産業財産権四法(特許・実用新案・意匠・商標)〈平成21年度版〉 東洋法規出版 2009-07 お薦め度 by GolferPA 試験用 ★★★★★ 実務用 ☆☆☆☆☆ |
弁理士試験対策 口述要点整理集〈平成20年度版〉産業財産権四法―特許・実用新案・意匠・商標 GSN 東洋法規出版 2009-04 お薦め度 by GolferPA 試験用 ★★★★★ 実務用 ☆☆☆☆☆ |
口述過去問の中の重要・頻出テーマについて
実際の受験生の回答ではなくて、
基本書等に基づいた正確な解答が掲載されている。
弁理士試験対策 一問一答集 特許法・実用新案法〈平成20年改正対応版〉 GSN 東洋法規出版 2009-07-07 お薦め度 by GolferPA 試験用 ★★★★★ 実務用 ☆☆☆☆☆ |
弁理士試験対策一問一答集 意匠法・商標法・条約類〈08Version〉 GSN 東洋法規出版 2008-10 お薦め度 by GolferPA 試験用 ★★★★★ 実務用 ☆☆☆☆☆ |
口述本試験対策のための必須アイテム。
受験生の皆さん、いよいよ論文試験の合格発表が近付いてきました。
先日もお伝えしたように、口述模試の日程や申込連絡先、自分の申込の優先順位等の整理はされたでしょうか。まだの方は急いでご準備ください。発表があってから行動しては絶対に遅いためです。
なお、弁理士春秋会の口述練習会は、10,000円と少しお高いですが、本番会場と同じ、ザ・プリンスパークタワー東京で実施されますので、個人的にはおすすめです。
やはり、本番会場を事前に見ておくのと、そうでないのとは、当日の落ち着き度に差が出ると思います。(結果的に、現場での頭のまわり具合にも影響が出ると思います。)
ところで、残念ながら不合格となってしまった場合の、発表直後の自分のやることを決めておいてみてください。
ショックで何もできず、その後の勉強もなかなか再開できないと思います。
そこで、例えば、発表後、2日間は勉強は何もせずに、他のこと(できれば自分の趣味)に集中してみて、それから落ち着いた状態で自分の今後について考えてみるとか、発表後、ゼミや講座にいきまくって、とにかく忙しさに自分を放り込んでしまって、しばらくして落ち着いてきたら自分の今後を考えるなど、人によっていろいろとやり方はあると思うので、今日1日、時間あるときに、少し考えてみてください。
論文試験を受験された方の約1/4が合格するということは、約3/4が不合格となるということです。こう書くと、当たり前のようなことなのですが、実際に不合格と相対すると、不合格のほうが少ないような感覚に溺れてしまいがちです。
確かに、ショックは大きいと思いますが、そのショックをばねにして、来年に向けて、良い始動をしてください。
仕事の関係で、これまでに2回、知財高裁に行きましたが、いずれもラウンド法廷であったため、今回の通常法廷は初体験でした。
せっかくの機会なので、傍聴席の最前列のど真ん中に座らせていただきました。
案件は特許侵害事件で、昨日は第1回口頭弁論期日であったことと、被告側の準備状況がよくなかったため、次回の期日の調整とそこでの主張予定内容について若干協議しただけで比較的あっさりと終了しました。
期日終了後、民事29部の清水裁判長等から解説があり、また、質疑応答が行われました。
これまたせっかくの機会なので、いくつか質問をさせていただきました。
その後、時間があったため、同じ法廷で行われた著作権侵害事件の口頭弁論についても傍聴させていただきました。こちらのほうは双方の代理人が主張する場面が結構あったので、前期特許事件よりは、少し面白く(当事者の方々には申し訳ありませんが)傍聴させていただきました。
更に、せっかくの機会なので、別の法廷で行われた刑事事件(銀行強盗未遂等)の判決も傍聴させていただきました。テレビドラマ等では省略されることがほとんどの裁判長による判決文全部読みを傍聴することができ、嬉しかったです(これについても当事者には申し訳ございません)。
このような感じで、今回の東京地裁の法廷傍聴では貴重な経験をすることがすることができました。この機会を与えていただいた日本弁理士会、東京地裁の皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。
この経験をぜひ、自分の今後の業務に活かしていければと強く心に感じています。
特許庁HP上で、「弁理士に対する懲戒処分(業務の禁止)について」が公表されました。
私は企業知財部なので、直接的には同様の問題は起こらないですが、同じ弁理士として、教訓として心にとどけておきたいと思います。
このような場合に、なんとかクライアントを救済できるようなシステムがあればよいのですが。
合格者数は、2.043名で、合格率は27%台。いずれも昨年を下回っています。
法科大学院&新司法試験の当初の構想とはかけ離れた結果となってしまっています。
そろそろ見直しの時期がきていると思います。
その見直しの際には、旧司法試験のほうの手当も十分検討していただければと願っています。
このままのシステムでは、社会人になってから法曹界を目指す人の途を閉ざしてしまうことになります。
弁護士や裁判官、検事になられる方は、なる前に、社会経験を積んでおいたほうがよい、と個人的には思います。そうしないと、社会の考えと離れた判断をしてしまいかねないからです。
ところで、選択科目ですが、知的財産法は、選択者の割合は15%で全体で3番目と多いのですが、最低ライン未満者の数は、ダントツで多くなっています。先日、エクスターンシップで当社にきていた法科大学院生も言っていましたが、「知的財産法は、難しい」、らしいです。
この状況を我々弁理士がどうみるべきかは一般的には何とも言えませんが、弁理士業務の弁護士業務範囲への拡大(知財の弁護活動は弁理士がすべて行う!?)につながれば、と個人的に勝手に期待しています。
◆2021年向け 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括【通信/宮口・納冨・江口】
◆【教育訓練給付制度対象】2021年向け 1年合格ベーシック イン+アウト一括【通信/宮・納・江】
◆2021年向け 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括【通学/宮口】
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◆◆◆速短コース◆◆◆
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◆令和元年度 弁理士試験 論文再現答案集
◆平成30年度 弁理士試験 論文再現答案集
◆平成29年度 弁理士試験 論文再現答案集
◆2019年版 口述アドヴァンステキスト
ゴルフ好きが弁理士になりました!
これからも知財のスペシャリストになるべく、勉強続けていきます!
皆さん、よろしくお願いします。
■2008年11月
弁理士試験合格
■2009年4月
弁理士登録
■2011年2月
特定侵害訴訟代理業務
付記登録
■2008年12月
1級知的財産管理技能士
■2005年3月
電気通信主任技術者
(第一種伝送交換)