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弁理士、1級知的財産管理技能士であるGolferPAが、弁理士試験、知的財産管理技能検定試験の合格を目指す方々にとって有益な情報をご提供します。新司法試験の論文式試験(選択科目:知的財産法)を受験される法科大学院の方々にもお役に立てると思います。また、知財・弁理士の実務関連についても情報展開していきます。更に、ちょっとした書評もお伝えします。
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特許庁長官 平成22年年頭所感
特許庁長官 平成22年年頭所感が掲載されました。

それによれば、「時代の要請にこたえる知的財産システムを構築するとともに、イノベーションの促進を通じた我が国の成長力強化のための取組」として、「国際的な制度調和を進める」こと、「審査の迅速化・効率化を推進するとともに、出願人の多様なニーズに対応するための各種の取組」、「イノベーションの裾野を広げ、地域経済の活性化に資する地域・中小企業等の幅広いユーザーへの支援策」の三点が掲げられています。

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キヤノン・プリンター用カートリッジの特許侵害訴訟の和解成立
最近の重要な最高裁判決に関するニュースです。

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EU、特許制度の強化で政治的な進展
EU、特許制度の強化で政治的な進展」というニュースが出ていました。

これによれば、
「欧州連合(EU)理事会は本日、欧州の特許制度の強化に関する結論を全会一致で採択した。合意された包括提案には、EU共通の単一特許を導入し、EUに特許裁判所を新設するために必要な主な要素が盛り込まれている。この2つが実現すれば、企業が革新的な技術を保護するために費やすコストが下がり、訴訟もより分かりやすく予測可能なものになる。本日の合意は、近い将来のEU特許制度大改革実現に向け、残存する問題を解決するための道筋をつけるものである。」
とのこと。

国際出願、特に欧州がからんでくると、コスト問題の重圧が厳しいので、
早期実現を熱望します!

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新たな「知的財産推進計画」を2010年6月に
知的財産戦略本部会合(第24回)が開催され、鳩山由紀夫首相も出席した会合では、新たな「知的財産推進計画」を来年6月に策定する方針を確認した、とのこと。


是非、いいものを策定していただきたいと思います。

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日本弁理士政治連盟・副会長の井内先生
弁政連フォーラム第202号が届いていたので読んでみた。
その中で、日本弁理士政治連盟・副会長の井内先生のお話しに少し驚きを覚えたので以下少し批評してみたい。

「営業に長けたもののみが生き残る。」ことが悪いようにおっしゃられているが、この何が悪いのだろうか。企業に在籍していればわかると思うが、このことは当然のことを言っているだけである。きちんとした営業もせずにお金をいただこうとする考えのほうがおかしい。何を生ぬるいことをおっしゃっているのだろうか。一度、企業の営業マンの仕事をされたほうがよいと思う。

「良心的弁理士は通常、口下手であり、自分を必要以上に売り込むことは潔良しとはしない。」とおっしゃっているが、これはいつの時代に誰が考えた何の原則だろうか。口上手でも良心的な弁理士は沢山おられると思う。そういった方々に失礼な発言ではないか。

「弁理士がいくら増えても、極めて質的に問題が多いとされ」とおっしゃられているが、何を根拠にこのような結論を導き出しているのだろうか。根拠もなしに感覚だけでおっしゃっているのであれば、井内先生の弁理士の「質」が問われると思う。

「ベテランの実力ある弁理士でさえ、仕事が激減し、廃業を余儀なくされている人達が少なからずいる。」とおっしゃられているが、真に実力ある弁理士であれば、廃業まで追い込まれることはないのではないか。廃業には何かしら別の理由があるのではないか。他に原因を押し付けるのではなく、まずは自分に何か問題がないかを考えるのが大切なのではないか。

「弁理士が、実務において必要とされる素養は、大きく分けて技術、法律、語学力と言われている。ところが現在の試験制度では、これら3要素の一つとして満たされた試験制度とはなっていない。弁理士数だけは、十分すぎるほど確保された現在、質の確保への転換を早急に図らなければならない」とおっしゃっているが、それでは、質を確保するために試験制度をどのようにすればよいのだろうか。それを語らずして、文句だけ言いっ放しするのことはよくないと思う。

弁理士増員にはメリット・デメリット両面があるのは当然であり、必ずしも「質の低下」につながるとは思えない。
むしろ、新しい勢いに負けてしまうことが怖くて、制度の傘にしがみつこうとする方々のほうが「質の低下」につながっているのではないだろうか。

と大きなことを言っている私自身、まだまだひよっこであるため、あらためて気を引き締めて、日々精進し邁進していきたいと考えています。

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技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由(妹尾 堅一郎)
以前から気になっていた東京大学 国際・産学共同研究センター客員教授 /  NPO法人 産学連携推進機構 理事長の妹尾 堅一郎(せのお けんいちろう)先生の著書を読んだ。

4478009260 技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由
ダイヤモンド社 2009-07-31

お薦め度 by GolferPA
試験用 ☆☆☆☆☆
実務用 ★★★★★

上滑りの単なる言葉遊びかもという少し批判的な眼で読み始めたが、読み進めていくうちにどんどん惹きこまれ、読み終えたときには、完全に「妹尾教」の信者になっていました。
良い意味で「妹尾節」にやられた感があります。

私は会社において現在、主として技術戦略(その背後に事業戦略)・標準化戦略・知財戦略の策定・推進を担当しておりますが、本書の内容はまさにどんぴしゃ的で、自分が普段おぼろげに考えていることが、次々と具体的な言葉になって目の前に現れてきたことで、驚きとともに感動すら覚えました。

本書は体系的に書かれているわけではなく、したがって、教科書とは呼べないようなことを妹尾先生がおっしゃられていますが、私にとっては、まさしく教科書、否、バイブルになりそうです。

妹尾先生は、IPBA 知財ビジネスアカデミーで講師もされています。
私のほうは今年はスケジュールの都合もあって参加できなかったですが、来年は先生の講義・ゼミに参加してみたいと考えています。


続けて、以下も読んでいます。
こちらのほうは少し古く、上記ほど私にとってインパクトはないですが、内容的には今でも通用するものが多く含まれており参考になる部分もあると思います。
特に、「検索」「探索」の話しはなかなか面白いです。

4478490309 考える力をつけるための「読む」技術―情報の解読と解釈
ダイヤモンド社 2002-06

お薦め度 by GolferPA
試験用 ★★☆☆☆
実務用 ★★★☆☆

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「グリーン早期審査・早期審理」の試行開始
特許庁のHPにて、

 「グリーン早期審査・早期審理」の試行開始について

「地球温暖化に代表される環境問題が、ますます複雑化・深刻化していく中、環境に優しい「グリーン技術」に関する研究開発の一層の促進が求められています。
「グリーン技術」に関する研究開発の成果をいち早く保護し、更なる研究開発の促進を図るため、「グリーン関連出願」を新たに早期審査・早期審理の対象に加え、本年11月1日から試行を開始することとします。」

とのことです。

以前参加したセミナー「発明協会東京支部創立70周年・東知研創立20周年記念フォーラム「知財立国への提言―21世紀の日本のとるべき道―」」で日本弁理士政治連盟の古谷史旺弁理士が地球温暖化防止対策のための特許法改正について熱弁をふるわれていましたが、改正まではいかなかったものの、対策の一つの手といえるものができたと思います。

なお、古谷先生とは先日の弁理士新人研修の終了式懇親会で直接お話しさせていただきました。非常にバイタリティのあるお方で、弁理士というよりも「政治家」だなぁという強い印象を受けました。

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クローズアップ現代
昨日放送された「クローズアップ現代」を観た。

題目は「“特許の怪物”日本企業を襲う」
つまり、パテントトロールに関する特集。

セイコーエプソンは、番組の中で取り上げられた案件については残念ながらパテントトロールの策略にはまり、和解金を支払うことに決めたとのこと。

経営判断については各社のやり方があるので他社がとやかく言うことではないが、正直、戦ってほしかった。
というのも屈するところが出てくると、パテントトロールは味をしめ、つけあがって、その会社にも継続的に、そして、他社にも同様の攻撃をしかけてくるからだ。

確かに、米国での裁判、特に、被告不利となることが多いと言われているテキサス州東部地区裁判所での裁判で真剣に戦うには、高度なノウハウと、多額の訴訟費用がかかり、これが経営に多大な影響を与えることは否めない。

この身動きとれない状況を打開する効果的な方法は現時点存在せず、知財業界において近々に解決すべき大きな課題と言えよう。

日本企業が政府も巻き込んで一丸となって検討を行い、対抗策を練り、また、適宜、法整備なども必要になってくると思われる。

ご多分にもれず私の所属する会社も同様の立場にさらされており、私もその対応メンバの一人になっているため、本件は他人事ではなく、自分にとっても最重要課題となっている。

今後も引き続き、様々な考え方・やり方を勉強・吸収し、実務に活用していきたい。

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弁理士に対する懲戒処分(業務の禁止)について

特許庁HP上で、「弁理士に対する懲戒処分(業務の禁止)について」が公表されました。

私は企業知財部なので、直接的には同様の問題は起こらないですが、同じ弁理士として、教訓として心にとどけておきたいと思います。

このような場合に、なんとかクライアントを救済できるようなシステムがあればよいのですが。

 

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月刊「パテント」
弁理士登録後から送られてくるようになった月刊「パテント」

受験生時代には、ネットで公開されていたもののうち、受験勉強に役立ちそうなものだけを読ませていただいていましたが、最近は、通勤時に全稿、熟読させていただいております。

なかなか読みごたえがあって面白いです。
実務に有益な情報もあり、深く洞察されているものもあり、知財の奥深さを肌身に感じることができる内容になっています。

受験生の方々にも役立つ内容も盛り込まれているので、お時間あるときにネットをチェックしてみてください。バックナンバーも観ることができて、非常にお得だと思います。

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GolferPA
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職業:
企業弁理士
趣味:
ゴルフ
自己紹介:
GolferPAです。
ゴルフ好きが弁理士になりました!
これからも知財のスペシャリストになるべく、勉強続けていきます!
皆さん、よろしくお願いします。

■2008年11月
 弁理士試験合格
■2009年4月
 弁理士登録
■2011年2月
 特定侵害訴訟代理業務
 付記登録

■2008年12月
 1級知的財産管理技能士
■2005年3月
 電気通信主任技術者
 (第一種伝送交換)
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DESIGN / Lenny